休日のちょっとした勉強
顧客のレーザー半田工程で問題があり、半田工程についてちょっと勉強(基礎の基礎)。
まず、フラックスの効果について。フラックスの効果は主に2つある。
https://www.youtube.com/watch?v=9D52xJvljDs
1.洗浄
(半田を塗布される側の)金属表面に酸化膜があると半田が馴染まない為、フラックスが
酸化膜を除去し、半田の馴染みを良くしてくれる。
2.表面張力の低下(半田を濡れ拡がり易くする)
フラックスにより、加熱した際の半田の粘性を和らげ、半田の濡れ拡がりが良くなる。
(3.その他、金属表面の酸化を防ぐ役割もある様です。)
次に、加熱について。
https://www.youtube.com/watch?v=qbIQlkNqqWE
1.加熱し過ぎも良くない
2.設定温度を上げずに、熱伝導効率を良くするには、半田の供給量を増やす
点接触=>面接触に変わる、という事らしい。 *この点は良く理解出来なかった。
3つ目に、レーザー半田の最適条件について。
<ポイント>
1.レーザー照射の時間
2.レーザー出力
時間や出力が不足した場合、半田が融けない、半田が行き渡らない。逆に、時間や出力をかけ過ぎた場合は、基板や部品がダメージを受ける。
=>最適条件を見付けるには、半田付けの原理に則って、レーザーの条件を落とし込んであげる事が重要になる。
私が気になったのは、以下の記述。
こてはんだ付けはこてから熱を伝え、レーザーはんだ付けは照射された部位が発熱します。
こてはんだ付けの場合、こて先温度以上に上昇しませんが、ピンポイントで照射が可能なレーザーは当て続ければ温度は上昇し、加熱し過ぎてしまう可能性があるため、照射エネルギーと時間の調節に注意が必要です。
<参考>